寝室などの部屋に鍵を後付けする方法と賃貸でも取り付け可能な鍵等をご紹介
寝室や子ども部屋、書斎など鍵が付いていない部屋があるという家も多いと思います。
しかし、リモートワークの増加、お子さんの成長など、何かに集中できる空間やプライベート空間を作りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、鍵の付いていない部屋・室内ドアに鍵を後付けする方法を解説します。
また、賃貸でも取り付け可能な鍵の種類などもご紹介します。
目次
- 部屋に後付けできる鍵の種類とおすすめ取付場所
- 後付けを行う鍵は部屋のどこから施錠するのかも考えて鍵を購入しよう
- 部屋・室内に鍵を後付けする際の注意点
- 寝室などの部屋に自分で鍵を後付けする方法
- 鍵屋さんに依頼して室内鍵を後付けしてもらうのがおすすめ
- 部屋に鍵をつける際は100均の鍵でもいいの?
- まとめ
部屋に後付けできる鍵の種類とおすすめ取付場所
鍵のついていない部屋に鍵を後付けできる鍵にはどんなものがあるのでしょうか?
また、どの鍵がどんな部屋の鍵としておすすめなのかも気になりますよね?
そこで、ここでは部屋に後付けできる鍵の種類をご紹介します。
さらに、鍵の種類別におすすめの取り付け場所もご紹介するので参考にしてください。
- ・ドアノブと一体型の鍵
- ・個別の鍵(本締錠)
- ・補助鍵
ドアノブと一体型の鍵
部屋に後付けできる鍵として、ドアノブと一体になっている鍵があります。
こちらの鍵は、鍵穴が付いているタイプや、鍵穴が無くサムターンのみが付いているタイプがあります。
しかし、ドアノブと一体型の鍵の種類によっては、鍵穴・サムターン用の穴開けやドアの則面、ドア枠にも穴開けが必要です。
そのため、ドアノブと一体型の鍵の取り付け難易度は高くなるので注意してください。
そんなドアノブと一体型の鍵のおすすめの取付場所は、寝室等のプライベートを確保したい部屋です。
個別の鍵(本締錠)
鍵穴(シリンダー)がドアノブと一体となっておらず、個別に取り付けるタイプの鍵(本締錠)も部屋のドアに後付けができます。
本締錠は、鍵の付いていないドアの主錠、鍵が付いているドアの補助鍵として使われる鍵です。
しかし、本締錠の中には、ドアノブの厚みによって取り付けられないものもあるので注意してください。
また、本締錠はドアやドア枠に穴あけ工事をする必要があり、取り付け難易度が高いです。
個別の鍵(本締錠)のおすすめの設置場所は、防犯性を高めたい部屋などです。
簡易的な補助鍵
簡易的な補助鍵も、部屋のドアに後付けが可能です。
補助鍵は、両面テープやビスなどで固定するものもあれば、ドアの隙間に挟んで施錠するものもあります。
また、室内ドアの穴あけ工事が不要なものもあるので、簡単に賃貸でも取り付けられます。
しかし、補助鍵は耐久性や防犯性、利便性は他の鍵よりも劣るので注意してください。
補助鍵のおすすめの設置場所は、寝室や書斎など幅広く、簡易的に鍵を取り付けたい部屋におすすめです。
後付けを行う鍵は部屋のどこから施錠するのかも考えて鍵を購入しよう
部屋に鍵を後付けする鍵の購入の際は、部屋の内側、外側等どこから施錠・解錠するかも考えて購入しましょう。
自分で鍵を取り付けてみたら、「目的に合ってない鍵を取り付けてしまった」と後悔しないようにこちらで確認して下さい。
部屋の鍵を後付けする際に内側から施錠したい場合
寝室や子ども部屋など、プライバシーを守る目的で部屋の内側から施錠したい場合は、間仕切錠(鍵穴が付いておらずサムターンのみで施錠するドアノブと一体型の鍵)を選ぶといいです。
また、トイレや浴室・洗面所等には表示錠(ロック構造は間仕切錠とほぼ同じでロック状態が分かる表示窓が付いている鍵)を採用する方も多くいます。
もし簡易的な鍵でいいという場合は、チャイルドロックなどの補助鍵でも十分施錠できます。
寝室や子ども部屋、トイレ・浴室などはトラブルが起きた際にすぐに開けられるように、外側から非常解錠できる鍵を選んでおくと安心です。
部屋の鍵を後付けする際に外側から施錠したい場合
物置部屋や書斎など、防犯性を高める目的で、部屋の外から鍵を施錠したい場合は、防犯性の高い本締錠(個別の鍵)を選ぶのがおすすめです。
本締錠は、取り付け時に穴あけ工事が必要ですが、防犯性も高いので部屋に入られる可能性が少なくなります。
また、ドアノブと一体型の鍵で鍵穴が付いているタイプを選んでも、差し込みキーで施錠できるので部屋の防犯性を向上できます。
もしそこまで防犯性や見た目にこだわらない場合は、ドアの隙間に挟むタイプの補助鍵を選ぶといいです。
部屋の鍵を後付けする際に内と外の両側から施錠したい場合
書斎など、部屋の外や中にいる時に部屋に入られたくないという目的の場合は、ドアの外側と内側から施錠できる鍵を選ぶ必要があります。
本締錠やドアノブと一体型の鍵(鍵穴が付いているレバーハンドルや丸座ハンドル)は、部屋の外と内から施錠できるのでおすすめです。
簡易的な補助鍵だと、室内ドアの内と外に設置しないといけない手間がかかるのでおすすめしません。
また、補助鍵は防犯性も低いです。
部屋・室内に鍵を後付けする際の注意点
部屋・室内に鍵を後付けする際の注意点を把握しておきましょう。
知らずに鍵を後付けしてしまうと、お金や手間がかかってしまう可能性があるので、紹介する注意点を確認しておいて下さい。
部屋・室内に鍵を後付けする際の注意点は下記の2つです。
- ・賃貸物件の場合は付けられる鍵が限られる
- ・自分で鍵を後付けする際は失敗するリスクがある
賃貸物件の場合は付けられる鍵が限られる
まず賃貸物件の場合は取り付けられる鍵が限られており、穴を開けないといけない鍵は基本的に取り付けられません。
もし許可なしに鍵を取り付けたり、ドアに穴を開けたりすると、退去時に高額の費用を請求される恐れがあります。
そのため、賃貸物件で後付けできる鍵は、ドアノブと一体になった鍵や両面テープ等で取り付けられる補助鍵などぐらいです。
これらの鍵の取り付けの際には、必ず事前に大家さんなどの許可がいるので注意してください。
自分で鍵を後付けする際は失敗するリスクがある
部屋のドアに合う鍵のサイズや取り付け方、穴の大きさなどを間違ってしまうと、鍵が取り付けられない、ドアを壊すなどといった失敗が起きます。
特に、鍵の構造や取付方法、電動工具の取り扱い方法を十分に理解していない場合に起きやすいです。
もし鍵のサイズミスやドアを破損させてしまうと、鍵の再購入やドアごとの交換になってしまうため、無駄に費用がかかってしまうので注意してください。
そのため、自分での鍵取付作業に少しでも難しいと感じる場合や電動工具の使用に不慣れな場合は、鍵屋さんに依頼することをおすすめします。
寝室などの部屋に自分で鍵を後付けする方法
ここでは、寝室などの部屋・室内に自分で鍵を後付けする方法や鍵の購入の際に必要なドア周りのサイズ測定場所等をご紹介します。
鍵の種類別に解説するので、取り付けたい鍵の後付け方法をそれぞれ参考にしてください。
しかし、鍵の取り付け作業時には、ドアに穴あけ工事が必要な場合があります。
穴をあけすぎると、最悪の場合ドアごと交換になる可能性があるため、取り付けに不安を感じている方は、初めから鍵屋さんにお任せするといいです。
個別の鍵を部屋に後付けする場合
まず個別の鍵(本締錠)の購入前に既存のドア厚とバックセット(ドア端からドアノブや鍵穴の中心までの長さ)を測ってください。
ドア厚とバックセットを測ったら。それらのサイズに合った本締錠を購入します。
個別の鍵(本締錠)の後付け方法の手順は下記の通りです。
- ①錠ケースを収める穴をドリル等で掘る
- ②バックセットの長さの位置にシリンダー用の穴を掘る
- ③本締錠の錠ケース・シリンダーを取り付ける
- ④ドア枠にストライク用(デッドボルトが収まる受け部分)の穴を掘る
- ⑤ストライクの金具を取り付ける
全ての工程が終わったら、鍵が正常に動くか確認し終了です。
詳しい個別の鍵(本締錠)の後付け方法の手順やサイズの測定方法等は、こちらのコラムに写真付きで解説しているので参考にして下さい。
ドアノブ一体型の鍵を部屋に後付けする場合
まず、ドアノブと一体型の鍵を購入する前に、既存の鍵なしのドアノブ周りのサイズを測る必要があります。
測る場所は下記の4つです。
・ドアの厚み
・フロントの幅と高さ
(ドアノブの側面のプレートの幅と高さ)
・ビスピッチ
(フロントにあるビス同士の間の長さ)
・バックセット
(ドアの端からドアノブの中心までの長さ)
ドアノブ周りのサイズを測ったら、サイズに合った鍵を購入して下さい。
ドアノブ一体型の鍵を後付けする方法の手順は下記の通りです。
- ①鍵なしドアノブを外す
- ②フロント・ケース部分や鍵穴・サムターン部分の穴をあける
- ③錠ケースと鍵穴・サムターン部分を取り付ける
- ④ドア枠のストライク用(デッドボルトが収まる受け部分)の穴を調整する
穴開け工事などがあるため、取り付けが難しいと感じた際は、鍵屋さんに依頼することをおすすめします。
詳しいドアノブ一体型の鍵の後付け方法の手順とサイズの測り方は、こちらのコラムで写真付きで紹介しているので確認してください。
簡易的な補助鍵を部屋に後付けする場合
まず、ドア枠やドア幅などのサイズを測っておきましょう。
そうすることで、取り付けられない補助鍵を購入してしまうのを防ぐことができます。
購入したら、取扱説明書に記載されている手順で取り付けて下さい。
こちらのコラムでは、ドアの隙間に挟むタイプの補助鍵の取り付け手順を解説しています。
簡易的な補助鍵の種類や製品によっては、取り付け方法が異なることがありますが、参考にしてみて下さい。
鍵屋さんに依頼して室内鍵を後付けしてもらうのがおすすめ
自分で部屋に鍵を後付けするということになると、鍵の購入から取付作業まで自分で行う必要があります。
また、電動工具の扱いや鍵の構造・取り付け方を十分に理解していないと、鍵が取り付けられないといった事態になりかねません。
一方、鍵屋さんに依頼すると、鍵を熟知したプロが鍵の選定から取付作業まで行うので失敗せずにドアに鍵を後付けすることができます。
時間をかけて自分で鍵を取り付けようとしても、作業に失敗しては意味がありません。
鍵の取り付けに失敗して後悔しないためにも、鍵のない部屋に鍵を後付けする際は、技術の高い鍵屋さん「鍵ロックセンター24」に依頼することをおすすめします。
鍵ロックセンター24の料金や到着時間など詳しく知りたい場合は、当社までお気軽にお電話ください。
鍵屋さんに部屋の鍵を後付けしてもらうメリット
「鍵の取り付けに失敗しない」という鍵屋さんに依頼するメリットをお伝えしましたが、鍵屋さんメリットは他にもあります。
鍵屋さんに部屋の鍵の後付けを依頼するメリットは下記の3つです。
1.後付けする鍵を提案してくれる
部屋の最適な鍵を調べるのは難しいですが、鍵屋さんだと取り付ける鍵の用途や部屋のドアに合った鍵を提案してもらえます。
そのため、鍵を選ぶ手間を省くことができます。
2.即日に鍵の取り付けが完了できる
自分で鍵の購入から取り付けを行うと1日では終わらないことがほとんどです。
しかし、鍵屋さんだと作業車に豊富な在庫があるので鍵の選定から取付作業を即日に行うことができます。
3.いつでもすぐに駆けつけてくれる
24時間365日営業の鍵屋さんだと、自身の都合のいい時間帯に作業を行ってもらえます。
そのため仕事などで忙しい方でもすぐに鍵の後付けができます。
部屋に鍵をつける際は100均の鍵でもいいの?
チャイルドロックや掛金と南京錠など100均で購入した鍵でも部屋の施錠をすることできます。
しかし、100均の鍵は、ドアに穴あけが必要だったり、力を加えるとすぐに壊れたりするので、部屋の鍵としておすすめしません。
ペットや赤ちゃんの脱走防止などで使用する分には良いと思いますが、耐久性が弱いので普通の部屋の鍵として使用するとすぐに壊れることが多いです。
そのため、通販サイトやホームセンターなどで、100均のものより頑丈で種類も豊富な補助鍵(数千円)を選ぶことをおすすめします。
まとめ
鍵の付いていない部屋に間仕切錠や本締錠などの鍵を後付けする場合は、鍵屋さん(鍵ロックセンター24)に依頼するのがおすすめです。
鍵の後付けには、部屋のドアやドア枠に穴あけ工事が必要な場合があります。
穴あけ工事は、鍵の構造や取付方法、電動工具の扱いを十分理解していないと、怪我や取付失敗に終わってしまうことがあります。
そのため、少しでも自分での鍵の後付けに不安がある場合は、鍵ロックセンター24にお任せください。24時間365日全国でお電話を受け付けています。