自転車の鍵をなくした際の対処法や鍵の開け方・鍵の壊し方、状況別の業者の選び方等を解説
通勤や通学、日常生活、趣味などで自転車に乗っている方も多いと思います。
そんな自転車の鍵は、家の鍵と比べて小さいため、鍵をなくしてしまうトラブルが多いです。
そこで今回は、自転車の鍵をなくしてしまった際にどう対処したらいいのかを解説します。
また、自転車の鍵の開け方や壊し方、状況別のおすすめの業者なども紹介します。
目次
- 自転車の鍵をなくした際にすべきこと
- 自転車の鍵を開ける方法
- 自転車の鍵の種類
- 自分で自転車の鍵を開ける前の注意点
- 自転車の鍵を自分で開ける方法
- 自分で行う自転車の鍵の壊し方
- 業者の選び方を状況別で解説
- 自転車の鍵をなくしたら鍵ロックセンター24にご相談ください
自転車の鍵をなくした際にすべきこと
自転車の鍵をなくした際にすべきことをご紹介します。
自転車の鍵紛失した後は、焦ってしまうかと思いますが、こちらを参考に対処してみて下さい。
・鍵を探す
・交番に紛失届を出す
・スペアキーで対応する
・自転車の鍵開けや鍵交換をする
鍵を探す
自転車の鍵は比較的小さいため一度探した場所でも見落としている可能性があります。
そのためもう一度探してみましょう。
よく見つかる場所が、ズボンや上着のポケット、買い物袋、駐輪場、立ち寄ったお店・道などです。
鍵をどこに置いた、どこまで鍵を持っていた等、記憶をたどりながら探しましょう。
他にも下記の場所でよく自転車の鍵が見つかることが多いです。
- ・玄関や玄関周辺(靴棚等)
- ・カバンの中(カバンの奥、内ポケット)
- ・通った道や立ち寄ったお店、駅、トイレなど
- ・ズボンや上着のポケットの中
- ・会社のオフィス、会社のデスク
- ・買い物袋やレジ袋の中
- ・財布の中
- ・駐輪場
交番に紛失届を出す
どうしても自転車の鍵が見つからない場合は、交番に行って届いていないか確かめましょう。
届いていない場合は、紛失届を出しておくと、鍵が届いた際に知らせてくれるのでおすすめです。
鍵の特徴やキーホルダーなどの特徴を伝えておくと、鍵が届いた際に特定しやすくなります。
スペアキーで対応する
もしスペアキーがあるなら、そのスペアキーで対応しましょう。
外出先で鍵紛失に気付いた場合でも、家にスペアキーを取りに行って解決した方が安く済みます。
スペアキーが1つしかない場合は、再度鍵紛失した時のために、ホームセンターや鍵屋さんで鍵の複製をしておくと安心です。
自転車の鍵開けや鍵交換をする
自転車の鍵をなくした、スペアキーもないという場合は、鍵開けや鍵交換が必要になります。
自分で行うか、業者等に依頼するかで費用や解決にかかる時間も異なるので注意しましょう。
鍵交換をする場合、自転車の鍵をよく紛失する方は、暗証番号で開けるタイプの鍵にすると鍵を紛失することはありません。
しかし、暗証番号を忘れてしまったら、すぐには開けることができないので注意が必要です。
自転車の鍵を開ける方法
自転車の鍵をなくした後は、鍵を開けないと自転車を使うことができません。
そこで、ここでは自転車の鍵を開ける方法を5つご紹介します。
ご自身に合った方法で試してみて下さい。
- ・自分で自転車の鍵を開ける・壊す
- ・メーカーに自転車の鍵を発注する
- ・鍵屋さんに自転車の鍵開け・鍵作成してもらう
- ・交番で自転車の鍵を壊してもらう
- ・自転車屋さんに持ち込む
自分で自転車の鍵を開ける・壊す
自分で自転車の鍵を開ける・壊すと費用がほとんどかからずに対処することができます。
しかし、自分で開けるのには時間がかかったり、鍵を壊す際は工具が必要だったりとデメリットもあります。
また、自分で自転車の鍵を開けたり、壊したりした後は、盗難対策として鍵交換や鍵の購入が必要になることがあるので注意してください。
自分で自転車の鍵を開ける方法や壊す方法は後ほどご紹介します。
自転車の鍵紛失後に鍵作成する方法などは、こちらのコラムを参考にしてください。
交番で自転車の鍵を壊してもらう
交番に鍵を紛失した自転車を持っていくと、鍵を無料で壊してもらえます。
しかし、防犯登録をされている自転車で、登録名が本人ものであることを証明できないと鍵を壊せないので注意してください。
もし自転車の鍵を壊すための工具がないという場合は、交番で鍵を壊してもらうのも良いかもしれません。
自転車屋さんに持ち込む
自転車屋さんに鍵紛失した自転車を持ち込んで鍵(馬蹄錠など)を交換してもらう方法です。
馬蹄錠だと1000円~3000円程で交換できるので、自転車屋さんが近くにある場合は利用することをおすすめします。
しかし、一部の自転車屋さんでは鍵の交換に対応していないこともあるので事前に電話等で確認を取っておくと安心です。
また、自転車屋さんが遠い場合や移動手段が無い場合は、自分で壊すか、鍵屋さんに鍵作成してもらうことをおすすめします。
メーカーに自転車の鍵を発注する
パナソニックやブリジストン、ヤマハなどの国内メーカーの自転車の場合、購入した販売店やメーカー製品取扱店で鍵発注できることがあります。
また、メーカーや自転車の種類にもよりますが、数千円程で鍵が作れるので、安価で済むことが多いです。
しかし、納期が数週間かかるので、急ぎの方は注意してください。
また、一部古い車種やスペアキーに対応していない車種もあるので頭に入れておきましょう。
・ブリジストンの自転車の場合
鍵番号、商品コード、車種略号(型式)が必要
・パナソニックの自転車の場合
鍵番号(保証書に記載あり)が必要
・ヤマハの自転車の場合
鍵番号と号機番号(自転車に貼られているシールに記載あり)が必要
詳しくは各メーカーのホームページ等でご確認ください。
鍵屋さんに自転車の鍵開け・鍵作成してもらう
メーカーが鍵作成に対応していない場合や急ぎで自転車の鍵を開けてほしい場合は、鍵屋さんに依頼しましょう。
鍵屋さんは、鍵開けの技術があるので、防犯性が高い鍵でも壊さずに解錠することができます。
そのため、お気に入りの鍵や高価な鍵を壊したくない場合には鍵屋さんがおすすめです。
また、鍵開けだけでなく鍵作成もできるので、スペアキーが1本もない場合でも、鍵を作成し既存の鍵をそのまま使用できます。
一部の鍵屋さんでは、24時間営業のところもあるので、急ぎで自転車を使いたい場合でもすぐに鍵開け・鍵作成できるのでおすすめです。
自転車の鍵の種類
自転車に使われている鍵の種類をご紹介します。
ご自身の自転車の鍵がどのタイプなのか把握して、鍵開けや鍵交換する際の参考にしてください。
- ・馬蹄錠
- ・シリンダーロック
- ・ワイヤーロック
- ・その他
馬蹄錠
馬の蹄のような形をしていることから馬蹄錠と呼ばれています。
一般的な自転車の後輪に標準で付けられていることが多いです。
馬蹄錠は、特殊な形をした鍵を差し込んで開けるタイプと、ボタン式の暗証番号で開けるタイプがあります。
比較的簡単に開けることができる鍵なので、防犯性が低く、価格も安い傾向にあります。
シリンダーロック
シリンダーロックは、鍵を差し込んで回すタイプの鍵です。
シリンダーロックの差し込みキーには、ギザ鍵や鍵に凹凸があるディンプルキーが採用されています。
馬蹄錠よりも鍵の作りがしっかりしており、またディンプルキーの場合は防犯性が高いので、鍵開けの難易度は高めです。
自分でシリンダーロックを開ける際は、時間がかかるので急ぎの方は注意しましょう。
ワイヤーロック
ワイヤーロックは、ワイヤーをつなげてロックする仕組みです。
この鍵には、ダイヤル錠やシリンダー錠が採用されています。
ワイヤーロックは、持ち運びがしやすいので使い勝手がいいです。
しかし、切断工具を使用すると簡単に切られてしまうので、盗難のリスクが心配な方は注意しましょう。
その他
他の自転車の鍵には、チェーンロックやU字ロック等があります。
これらの鍵の構造はワイヤーロックのものと一緒ですが、太くて頑丈なつくりになっているので切断されにくいです。
しかし、耐久性が高いものほど重くなっているので、持ち運びしづらいというデメリットがあります。
自分で自転車の鍵を開ける前の注意点
自分で自転車の鍵を開ける場合は、事前に下記の4つの注意点を確認しておきましょう。
注意点を事前に把握しておくことで、作業中の効率アップやトラブル回避にもなるので確認しておくことをおすすめします。
- ・防犯性の高い鍵などは鍵開け・破壊が難しい
- ・ドアに穴あけ作業が必要なことがある
- ・サイズ違うと鍵を取り付けられない
- ・難しいと感じたら鍵屋さんに依頼しよう
防犯性の高い鍵などは鍵開け・破壊が難しい
防犯性、耐久性の高い鍵(ディンプルキー、チェーンロック、U字ロックなど)のは、鍵開けや鍵を壊すのが難しい場合があります。
無理やり鍵開けや鍵を壊そうとすると、破損したり、怪我をしたりする可能性もあるので注意してください。
もし鍵開けや破壊に時間がかかる場合は、鍵屋さんか、自転車屋さん等にお任せすることをおすすめします。
自転車の鍵を壊す際は怪我に注意する
自転車の鍵を壊す際は、鉄の破片が目に入ったり、指を切ったりする可能性があるので注意してください。
また、工具なども使用することがあるので、周囲の確認や工具の取り扱いにも気を付けましょう。
子どもや工具を使い慣れていない方は、大人や工具を使い慣れている方に自転車の鍵を壊してもらうといいです。
自転車の鍵開け後は鍵交換が必要になることがある
自転車の鍵を開けることができたとしても、鍵を紛失しているので鍵をロックすることができません。
そのため、盗難を防止したい場合は鍵交換が必要なので注意してください。
鍵交換は、自転車屋さんに自転車を持ち込むと鍵交換してもらえます。
もし既存の鍵をそのまま使用したいという場合は、メーカーか鍵屋さんに鍵作成してもらうといいです。
鍵が開かない場合は鍵作成で解決できることもある
自分で自転車の鍵を開けようとしても開かない、でも既存の鍵を壊したくないという場合は、鍵作成で解決することができます。
一部の自転車メーカーでは鍵作成に対応している車種もあります。
しかしメーカーに鍵を発注する場合は、納期に数週間かかるので注意してください。
一方、鍵屋さんなら自転車の鍵をなくして1本もない状態でも、鍵穴から型を読み取って、その日の内に鍵作成することができます。
鍵が開かないけど鍵を壊したくないという場合は、鍵作成も検討してみて下さい。
自転車の鍵を自分で開ける方法
ここでは、自分で自転車の鍵を開ける方法をご紹介します。
下記の3つの方法の中から、ご自身の自転車の鍵に合った方法で試してみて下さい。
- ・ヘアピン等を使ってピッキングをする
- ・傘鍵を使って開ける
- ・数字を全て試す
ヘアピン等を使ってピッキングをする
ヘアピン等を使ってピッキングする方法をご紹介します。
ピッキングが有効な自転車の鍵は、シリンダータイプの鍵です。
ヘアピンの代わりにクリップや安全ピンでも大丈夫なので身の回りにあるもので試してみましょう。
しかし、シリンダータイプの鍵で、差し込みキーがディンプルキーになっているものは、ピッキングでの鍵開けが難しいので注意してください。
ピッキングの手順
手順1:ピックとテンションを作る
ヘアピンを加工してピックとテンションを作ります。
テンションは、鍵穴を回転させて鍵穴内のピンが動くのを防ぐ役割があります。
作り方は、ヘアピンをL字の形にするだけです。(自転車の鍵にテンションをかけやすいように小さいL字にする)
ピックは、鍵穴のピンを押し上げる際に使うもので、ヘアピンを鍵穴に入れる際に持ちやすい形にしてください。
手順2:テンションをかける
鍵穴にテンションをかけます。
この時、鍵を回す方向に力を加えるのがポイントです。
テンションがしっかりかかっていない状態だと、鍵穴内のピンが動いてピッキングできないので注意してください。
手順3:ピックでピンを押し上げる
テンションをかけた状態で、ピックを使って鍵穴内のピンを押し上げます。
全てのピンの高さがちょうどになったら鍵が回るようになります。
ピッキングは鍵の構造を知っていないと難しいため、何回やっても開かない場合は別の方法で試してみるといいです。
ピッキングの仕組みを知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。
傘鍵を使って開ける方法をご紹介します
馬蹄錠を開けるには、この傘鍵を使って開ける方法が有効です。
使う傘は100均のビニール傘やいらない傘を使いましょう。
傘の他にペンチを用意しておくと作業が楽になります。
鍵傘を使う手順は下記を参考にしてください。
①傘の持ち手の部分を折る
②傘鍵を抜く(折った部分がつぶれた場合はペンチで穴を広げる)
③馬蹄錠に抜いた傘鍵を差し込む
④傘鍵の上の部分を自転車側に傾けて鍵を開ける
傘を折る際や傘鍵を抜く際は、手などを切らないように注意してください。
数字を全て試す
ボタン式の馬蹄錠やダイヤル式のワイヤーロック、U字ロック、チェーンロック等は、数字の組み合わせを全て試すと開けることができます。
しかし、暗証番号の桁が多いほど時間がかかるので、最初は誕生日など登録しそうな番号で開けてみることをおすすめします。
それでも開かないなど、どうしようもない時にすべての数字の組み合わせを試すといいです。
自分で行う自転車の鍵の壊し方
自転車の鍵は丈夫にはできていないことが多いので、工具さえあれば比較的簡単に壊すことができます。
しかし、中には頑丈な鍵や用意した工具で壊すのが難しい鍵もあるので注意してください。
また、自転車の鍵を一度壊すと使用でなくなるので、鍵を交換するか、ワイヤーロック等を購入するかして盗難対策しましょう。
- ・ペンチなどを使って鍵を変形させる
- ・切断工具を使って鍵を切断する
- ・マイナスドライバーを鍵穴に差し込んで壊す
ペンチなどを使って鍵を変形させる
自転車の鍵(馬蹄錠など)をペンチ等でねじったりして変形させると、鍵が壊れて外すことができます。
自転車の鍵を変形させるには強い力を加える必要があるので、怪我等には十分注意して下さい。
また、ペンチで馬蹄錠などを壊した後は、自転車から鍵本体ごと取り外す必要があります。
自転車の鍵(馬蹄錠など)を外す際に+ドライバーが必要になるので用意しておきましょう。
切断工具を使って鍵を切断する
ボルトクリッパーやワイヤーカッター等の切断工具を使用して、自転車の鍵を切断します。
切断する際は、破片が身に入ったり、指を切ったりしないように注意して下さい。
また、切断は強い力が必要なので、子どもや女性の方は時間がかかることがあります。
そのためできるだけ大人の男性にしてもらうのがおすすめです。
マイナスドライバーを鍵穴に差し込んで壊す
マイナスドライバーを差し込んで自転車の鍵を壊して開けます。
この方法は馬蹄錠に有効な手段です。
まず、マイナスドライバーを鍵穴に差し込んで、鍵穴の金具部分を押し込むと、運よく開くことがあります。
また、マイナスドライバーを鍵穴に差し込んだ後に、てこの原理で馬蹄錠のつなぎ目を壊して強引に壊して開ける方法もあります。
しかし、ードライバーを使う方法は鍵を破損させるので、鍵が壊れても良い場合に行ってください。
また、鍵穴の大きさによって、差し込めるマイナスドライバーのサイズも異なるので注意しましょう。
業者の選び方を状況別で解説
自分で自転車の鍵を開ける以外に、鍵屋さん等の業者に鍵を開けてもらうという手段があります。
しかし、その時の状況によっておすすめの業者が異なるので、よく考えて業者を選ばないと損する可能性があります。
そのため、ここでは業者(鍵屋さん、自転車屋さん、メーカー、交番)の選び方を下記の状況別に解説します。
- ・安く済ませたい場合
- ・自転車屋さんが遠い、持ち込む手段がない場合
- ・鍵を壊したくない場合
安く済ませたい場合
自転車の鍵開けを安く済ませたい際は、自分で鍵開けするのがお得です。
しかし、鍵を壊す道具がない等の場合は、交番で自転車の鍵を壊してもらうとお金を掛けずに解決できます。
鍵を壊した後も安いワイヤーロック等を購入すれば、費用はほとんどかかりません。
もし馬蹄錠等を付けたい場合は、自転車屋さんに持ち込むと、数千円ですぐに鍵の切断~鍵交換までしてもらえるのでおすすめです。
自転車屋さんが遠い、持ち込む手段がない場合
自転車屋さんが遠い場合や自転車を持ち込む手段が無い場合は、鍵屋さんや受取サービスのある自転車屋さんに依頼するといいです。
一部の自転車屋さんには、出張して自転車を受け取ってくれるサービスがあるので活用してみると良いかもしれません。
また、鍵屋さんでも出張サービスがあり、自転車の鍵穴から型を読み取って鍵作成することができます。
鍵を壊したくない場合
鍵を壊したくない場合は、メーカーに鍵を発注するか、鍵屋さんに鍵開けもしくは鍵作成を依頼するかのどちらかしかありません。
一部の自転車メーカーでは、メーカーの販売店で鍵の発注をすることができます。
しかし、鍵の納期が数週間程かかったり、メーカーの中には鍵作成できない車種があったりするので注意して下さい。
一方、鍵屋さんに依頼すると料金はかかりますが、自転車の鍵を壊さずに解錠や鍵作成してもらえます。(即日に対応可能)
また24時間営業の鍵屋だと、自転車屋さんの営業時間外や自転車通勤・通学の場合でもすぐに駆けつけ対応してもらえるのでおすすめです。
自転車の鍵をなくしたら鍵ロックセンター24にご相談ください
自転車の鍵をなくしたら鍵ロックセンター24にご相談ください。
鍵ロックセンター24では、自転車の鍵を解錠から鍵作成まで対応しています。
また、24時間営業なので、通勤や通学で自転車が必要な場合でも、深夜や早朝に駆け付けることができます。
自転車の鍵をなくして、既存の鍵を壊さずに解決したい場合は、一度鍵ロックセンター24にご相談ください。